スマホの分割金が残っている状態で解約した場合、機種代金の残債分はどうなるのか？また、契約解除料について調べてみた。

「そろそろ格安SIMか他のキャリアにMNPしちゃおっかなー」なんて思ったときにふと疑問に思うのが、キャリアをMNPで乗り換えるために途中解約をしたら機種代金（端末代）の残債分ってどうなるんだろう？

契約時に機種を一括支払いしていればそんな疑問も湧かないのだろうが、たいていの場合は24回払いなどの「分割払い」で割賦契約をしているかと思うので各キャリアの残債分は一括払いでの請求がされてしまうのかどうか、また、違約金についても調べてみました。

【更新情報】
各キャリアとも解約時の違約金については、プラン変更をした後に解約することで違約金が発生しない仕様になっているようですので、詳しくはキャリアの方へご確認ください。

1 ドコモ・au・ソフトバンクの解約条件について調べてみた。

ドコモ・au・ソフトバンクの解約条件について調べてみた。

ドコモの機種を解約する場合

端末の機種代金分割残債金について

解約のお申込み時に、分割支払金残額／分割払金残額がある場合は、引き続きお支払いいただきます。なお、分割支払金残額／分割払金残額の全額を一括でお支払いいただき、ドコモの分割払い契約（個別信用購入あっせん契約／割賦販売契約）を終了させることも可能です。

ということで、通常は月々割がなくなって端末代金のみを解約後も支払い続けるか、または一括で支払うことも可能。

MNP手数料について

MNPの転出手数料として2,000円発生します。（auが値上げしたことによってドコモの手数料が一番安いです）

契約解除料について

更新期間中の解約であれば「契約解除料」は無し。

契約プラン	契約解除料
基本プラン	9,500円
ギガホ・ギガホライト 2019年10月1日以降	0円

ドコモの契約解除料については、公式サイト上でも非常にわかりにくいため、もし詳しくわかる方はtwitterで教えていただけると助かります。

auの機種を解約する場合

端末の機種代金分割残債金について

機器代金の分割支払金残額がある場合、解約後も引き続きお支払いただきます。
解約されると、毎月割が前月利用分をもって終了いたします。
※分割支払金残額はこのまま分割でのお支払を継続するか、もしくは一括でのご精算もしていただけます。

と、auもドコモと全く一緒で、基本的には残債分は分割払いを継続していくことになります。

MNP手数料について

MNPの事務手数料として3,000円がかかります。（2016年5月17日より価格改定）
※以前までは2,000円でした。

契約解除料について

更新期間中の解約であれば「契約解除料」は無し。

契約期間プラン	契約解除料
1年契約	3,000円
2年契約	9,500円 ※au加入年数が11年目以降で「2年契約」と「家族割」をセットで加入している場合は3,000円
2年契約N	1,000円

ソフトバンクの機種を解約する場合

端末の機種代金分割残債金について

一括払いは必要ありません。ご解約時に機種の分割支払金が残っている場合、お支払い完了まで引き続き分割でお支払いただけます。

と一括払いは不要と明言しています。（もちろん一括払いも可能）

MNP手数料について

MNPで解約する場合は、MNP転出手数料として3,000円かかります。3キャリアの中で一番高いですね。

契約解除料について

契約更新月がある契約の場合、契約更新月中の解約であれば「契約解除料」は無し。

プラン名	契約期間	契約解除料
基本プラン 2019年9月13日から受付開始のプラン	2年契約なし	不要
通話基本プラン・スマ放題/ライト 2019年9月12日までのプラン	2年契約	1ヵ月目～ 23ヵ月目：9,500円 24ヵ月目～ 26ヵ月目：不要 27ヵ月目以降：9,500円
	2年契約（フリープラン）	1ヵ月目～ 23ヵ月目：9,500円 24ヵ月目以降：不要
	2年契約なし	1ヵ月目：9,500円 2ヵ月目：7,250円 3ヵ月目：5,000円 4ヵ月目以降：不要
ホワイトプラン 2018年6月26日までのプラン	2年契約あり	1ヵ月目～ 23ヵ月目：9,500円 24ヵ月目～ 26ヵ月目：不要 27ヵ月目以降：9,500円
標準プラン 2018年6月26日までのプラン	2年契約なし	1ヵ月目：9,500円 2ヵ月目：7,250円 3ヵ月目：5,000円 4ヵ月目以降：不要
スマート一括 2018年4月1日までのプラン	2年契約あり	1ヵ月目～ 3ヵ月目に解約：24,500円 4ヵ月目～ 23ヵ月目に解約：9,500円 25ヵ月目～ 26ヵ月目に解約：不要 27ヵ月目以降に解約：9,500円

各キャリア共通して言えること

ドコモ・au・ソフトバンクすべての会社にて、機種の残債があるときに解約をしたとしても一括払いをする必要はないってこと。

そして、更新月以外での解約時には別途解約手数料として1万円ちかくかかってしまうので、可能であれば更新月に解約することをおすすめします。
また、2019年10月以降、各キャリアともに契約解除料が発生しない、もしくは定額で解約できるような契約プランがありますので、ご契約キャリアの公式サイトをご確認ください。