「Sansan」vs「Camcard」!ビジネス版名刺管理サービスの説明をそれぞれ聞いてきました。

ビッグサイト

5月11日〜13日迄開催されているクラウドコンピューティング展示会を見に東京ビッグサイトへ。クラウドコンピューティングだけじゃ無く、セキュリティやスマホ関係など多くの展示会が同時に開催されていたので相当な人の多さでした。

その中でも今回オモシロかったブースは名刺管理サービスで営業力強化をするっていうサービス。以前このブログでも記事にした名刺管理アプリの「Eight」と「Camcard」の法人向けサービスをがっつり説明を聞いてきましたので紹介します。

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Camcard Businessの説明を聞いてみた。

キングソフト

個人向けの「Camcard」アプリは、開発元であるIntSig Information社(中国)が販売しているのだが、法人向けのBusinessについてはあの無料のOfficeソフトやセキュリティソフトで有名なKINGSOFT社が販売しているようです。そこで、KINGSOFT社の営業マンに、Camcard Business版についてEightを展開しているSansanとの違いなどあれこれ聞いてみました。

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camcard

CamcardBusiness版

まず「Camcard」の正式な読み方は「キャムカード」らしい。そして、個人向けのCamcardとの大きな違いはスマホで撮影した名刺データをOCRでテキスト化した後に、サーバーへデータが送信されて人力で見直しをするってところと、メンバー間で情報の共有が可能なところ。

そして、Sansanとの違いとしては名刺をデータ化をするために利用する機器は基本的にスマホというところと価格が安いという2点。ちなみに価格は1,400円/IDと低価格ですが、最低5IDからの契約が条件らしいので最低でも月額7,000円〜の契約となります。まぁ、企業で導入する価格としては安いサービスかもしれないです。

実際に私の目の前で名刺撮影を行ってデータ化していましたが、OCRでの機械処理によるテキスト化の精度は高かったですね。個人向けのCamcardと同等レベルと説明していましたが、Business版は最新のバージョンを利用しているらしいので企業向けの方が精度は高いようです。

ただ、ちょっと弱いなぁって感じたのは人事異動があった場合の処理についてです。Eightを展開しているSansanの場合は、相手側の情報が変更された際に自動的にデータベースの情報も変更されるという仕組みですが、Camcard Businessの場合は、日経ビジネスだったかニュース情報に人事異動の情報が掲載された際にその情報をもとに更新作業を行うという仕組み。

ってことは、お客様の会社が未上場だったり、零細企業だったりした場合は自動的に更新がされないってことです。コレはちょっと弱いっすね。

さすが「Sansan」、名刺管理サービスの最大手ですね。

Sansan

では、続いてSansanのブースへ行ってみました。対応してくれたのは、人当たりの良い若手営業マンで自社サービスに絶対的な自信を持っている様な印象を受けました。「弊社のサービスを使うことで売上は絶対に上がりますよっ!」と自信満々に笑顔で言って握手をしてくる。思わず契約しちゃうところでしたよw

テレビコマーシャルも好評のようで順調に顧客数を伸ばしているらしい。

サービスの内容としては、個人向けの「Eight」とは異なり、基本的に名刺をデータ化するためにはSansan社が提供するスキャナーとiPadを利用します。まずは、iPadのアプリ上で登録されたメンバーを選択し、あとはScanSnapで名刺をスキャンするだけ。

個人向けのEightやKINGSOFT社のCamcard Businessの場合は基本的にスマホで撮影して名刺データを登録するわけですがこの時のデメリットって、名刺の裏面を撮影するのがクソ面倒なんですよね。なのでたいてい重要な情報が載っている表面だけを撮影しちゃうんですよね。

ところが、ScanSnapを利用することで自動的に両面撮影がされるのでホントに手間無く名刺データが出来ちゃいます。そして、サーバーに蓄積されたデータはブラウザ上でメンバー間で情報共有することが可能になります。

商談議事録や売上見込なども登録が出来るのでちょっとしたSFAといった感じでした。さすが、名刺管理サービスを徹底的に追求しているSansan社しか出来ない様なサービス満載でした。あとは気になる料金ですが月額3万円〜ということでCamcard Businessよりも高い価格設定になっていますが、ここで若手営業マンがもう一度「年間36万円分の費用対効果は絶対に出るサービスですよ」と最高の笑顔で言ってきます。

個人向けの「Camcard」と「Eight」。法人向けの「Camcard Business」と「Sansan」。ランニングコストはどちらも「Camcard」が低価格ではありますが、コストパフォーマンスを考えると「Sansan」の方に軍配があがると感じましたね。