以前紹介した名刺管理アプリ「Wantedly People(ウォンテッドリーピーポー)」が2017年4月11日よりWEB(ブラウザ)での利用とcsvファイルへのエクスポートについに対応しました。
以前まではスマホのアプリ上だけでの管理でしたが、今回のアップデートによってWEBブラウザでの名刺管理やcsvファイルへの書き出しを行って、住所録データとして2次利用することが可能になりました。この機能アップしたことによって、「それ早く言ってよー」で有名なSansan株式会社の「Eight」を上回るアプリへと変貌を遂げたので紹介しちゃいます。
Wantedly Peopleの特長
さらっとおさらいをしますが、このWantedly Peopleの特長としては同時に10枚の名刺をデータ化しちゃうってことと人工知能を搭載していて使えば使うほどOCR精度が高まり、名刺情報のテキスト化の精度がどんどん高くなるという点。
しかもSNS化したEightのようにウザい情報が出てこなく、あくまでも名刺管理アプリに特化しているっていうのは嬉しい。
新機能のWEB管理画面からCSVデータをエクスポート!
この機能は本当に待ち遠しかった機能ですね。しかも無料ですから。(Eightの場合、CSVデータに出力する際は月額400円〜のプレミアム会員にならないとダメ)
まずは、Wantedly Peopleのホームページへアクセス。
画面右上には、今まで存在していなかった「ログイン」アイコンが表示されるようになっています。そして、メールアドレスとパスワードを入力してログインをします。画面全体が白ベースなので非常にシンプルな感じがしますが、逆にこの方が名刺管理としては使いやすいかもしれません。
次に、右上のアカウントマークをクリックするとプルダウンメニューが表示されるので、「CSVダウンロード」をクリック。
CSVデータが生成されると「↓」ダウンロードマークが表示されるので、これをクリックするとCSVファイルをダウンロード出来ます。
はいこの通り、登録していた名刺情報がダウンロードされ、Excelなどの表計算ソフトなどを使えば編集をして、普段利用しているメーラーや住所録管理ソフトなどにインポートをすることで送付状の発送、メルマガの配信など簡単に出来るようになります。
WantedlyPeople CSVデータ書き出し項目
- 名前
- 会社
- メールアドレス1〜4
- 電話番号1〜4
- 電話番号(種別)1〜4
- 郵便番号1〜2
- 住所1〜2
- 追加日
- メモ
Eightで書き出したCSVデータよりも項目数は少ないが、上記の項目があれば顧客管理や住所録管理としては充分でしょう。
名刺情報インポートで他社名刺管理アプリからの乗換も簡単に!
先ほどのプルダウンメニューで「データのインポート」をクリックすれば、他社の名刺管理アプリからデータを移行させることも簡単にできちゃいます。(名刺管理の主要アプリ「Eight」「Sansan」「CamCard」「Evernote」は対応しているので安心ですね)
ただ、名刺情報をインポートした場合は名刺画像データが無いため文字情報のみとなるので注意が必要です。
「Eight」と「WantedlyPeople」の比較データ
Eight(エイト) | Wantedly People |
---|---|
利用料金 | |
無料 プレミアム会員は月額400円〜 | 完全無料 |
名刺データのテキスト化方法 | |
OCR+運営会社スタッフが無料で手入力 | OCRで自動テキスト化 |
開発会社 | |
Sansan株式会社 (日本) | ウォンテッドリー株式会社 (日本) |
文字認識精度 | |
99.9% | 人工知能と機械学習で 使うほど精度は高くなる |
データ化の速度 | |
テキスト化は1日5枚〜10枚まで。 名刺データの登録自体は何枚でも可能。 | 1枚2-3秒 1回の撮影で10枚同時データ化も可能 |
WEBでの名刺管理 | |
可能 | 可能 |
タグ付けでカテゴリ分け管理 | |
可能 | 不可 |
データのエクスポート | |
プレミアム会員のみ可能 | 可能 |
他社データのインポート | |
無し | 可能 |
Eightの管理画面は前述通りSNS化しているので、画面上の通知がウザい。Facebookの様に繋がっている人のタイムラインが表示されるためとても邪魔くさい。が、Eightにはタグ付けの機能があるためグループ管理的なことが出来るのは使いやすいと思う。
一方、WantedlyPeopleの管理画面は、Eightと違ってとてもシンプル。名刺管理に特化しているためとても使いやすい。
Wantedly People、Eightを脅かす名刺管理アプリも登場
Eightが決定的に有利な点としては「名刺情報をオペレーターが手入力する」ということ。だから、ズボラな私でもEightを使って長期間にわたり名刺管理を続けることができていました。
ですが、このWantedly Peopleには人工知能と機械学習によって使えば使うほど高精度にテキスト化してくれるというスゴい機能が搭載されているので、最初のうちだけ手作業で修正を行っていかなければならないが、使い続けていくうちにそんな手間も省けるようになってきます。
しかも無料でCSVファイルまで出力できるというのはスゴく嬉しい。このWantedly Peopleはおそらく今後も開発を進めていくため現在の欠点と思われる部分も改善されていけば、国内での名刺管理アプリのシェアは逆転し、Wantedly Peopleがスタンダードになっていくのではないかと感じておりましたが、最近ではLINE社からも名刺管理アプリが出てきており、使い勝手も評判も良いアプリになっています。
今後はLINEの「myBridge」がEightやWantedly Peopleにとって脅威的存在になることは間違いなさそうです。
名刺管理アプリと言えば「Eight」や「Wantedly People」、「CamCard」が代表的なアプリで、過去ギークポストでもべた褒めの記事を公開してきました。ですが、便利な反面、煩わしい点というのもいくつかありました。[…]