レシートを撮影するだけの家計簿アプリ「ReceReco」は本当に便利なのか試してみた。

レシート撮影家計簿アプリ

何度も記事の中で言ってきたとおり、面倒なことが大キライな私。そんな私が以前から利用している、ほぼ全自動の家計簿アプリ「マネーフォワード」は、最初に設定さえしてしまえば勝手に入出金記録を登録してくれるので大変重宝しています。

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ただ、このアプリの欠点としては、現金払いの場合は自分で手入力で登録をしなければならないって言う点。(まぁ、当然なんですけどね)だから、あとで家計簿アプリに登録しようとレシートを保管しているとあっという間に時間が過ぎていき、気づいたらレシートの山、山、山。

もうこうなってしまうと、やる気が失せちゃいます。。。と言うことで、レシートを撮影するだけで家計簿作成ができてマネーフォワードとも連携の取れるアプリを試してみたのでレビューしてみましょう。

マネーフォワードと連携する無料家計簿アプリ「ReceReco(レシレコ)」

レシレコ

ReceReco(レシレコ)は2017年3月31日にサービス終了となりました。後継製品は無料家計簿アプリ「レシーピ!」のようです。
家計簿レシーピ!簡単レシート読み取り家計簿アプリ – Dai Nippon Printing Co., Ltd.

この「ReceReco(レシレコ)」は多くのメディアで「レシートを撮影するだけで家計簿ができる!」と紹介されて話題となっていました。しかもマネーフォワード側での連携が取れるってことでかなり期待値が上がっちゃいます。

では早速アプリをインストールして、レシートを撮影してみましょう。

recereco-review

アカウントの登録が完了したらレシートにカメラを向け、「パシャリ」!とすると自動的に解析を行い右側のようにレシート内の情報が反映されました。「日付」「合計金額」「品名」がしっかりと認識されていますね。素晴らしいっ!しかも、店舗の電話番号とアプリ側で持っている情報が一致すれば店舗名までしっかり反映されるようになっているようです。

が、さすがに「費目」までは自動解析がされないので、これは手作業が必要です。

レシレコアプリレビュー

品名をタップすると詳細画面が表示されるので、この画面から詳細情報を編集します。ここでは品名の誤認識があるのがわかりますが、これは家計簿情報上、どうでもいいことなので無視して金額を確認して費目を修正します。そして、全ての品目に対して同様の作業を行います。

ここで違和感を感じます。「あれっ?結構面倒かも。」と。

まぁ、続けていきましょう。こんな感じで1ヶ月分のレシートをパシャパシャと撮影して、レシート内容と比較して間違いが無いかを確認しながら登録をひたすら続けます。

レシレコレビュー

で、登録作業が完了するとレシート一覧画面には、登録内容がリスト表示されます。

レシレコレビュー

そして、左上のメニューを開き「グラフ」をタップすると費目ごとの集計値が表示されるので、何に遣いすぎているのかなどを確認することが出来るようになります。このReceRecoは便利ではあるのですが・・・1ヶ月分のレシートを登録するのに数時間もかかったので正直面倒くさすぎるというのが率直な感想です。

肝心のマネーフォワードとの連携機能はどうか?

マネーフォワードとのデータ連携には、マネーフォワードのWEB画面で、「ReceReco」のアカウント連携設定をする必要があります。この連携が完了すればReceRecoに登録されたデータが反映されるのですが、レシート1枚のデータが1件として登録されるため、せっかく手作業でやってきた費目の設定がムダになってしまいました。

例えば、1枚のレシート情報に商品別に「食費」「日用品」など区別されていたとしても、マネーフォワード側では店舗と金額しか反映されず「費目」は一つしか反映されないという感じですので、結局二度手間になってしまいます。

こうなることが予め分かっていれば、こんなアプリは利用しなかったんですけどね。。。ただ、ReceRecoだけで家計簿管理をしていくのであれば、アリなのかも知れないが、入金管理はできないので支出管理専用として利用すると言った割り切りが必要です。