前回の「マグネット式充電ケーブル(M2)に引き続き、GearBestさんから格安スマホ「Bluboo Maya Max 4G+ Phablet」をご提供頂いたので、約1週間ほどメイン機として利用し続けてみたので細かくレビューをしてみたいと思います。
Bluboo Maya Max 4G+ PhabletのスペックをXperia・iPhone7と比較してみる
まず気になるのが製品仕様ですね。現在利用しているXperia Z5、iPhone7 Plusとスペックを比較してみます。
Bluboo | iPhone7 Plus | Xperia Z5 | |
---|---|---|---|
サイズ(mm) 幅×高さ×厚さ | 81.8×162.2×90 | 77.9×168.2×7.3 | 72×146×7.3 |
ディスプレイ | 6インチ | 5.5インチ | 5.2インチ |
CPU | MTK6750 1.5GHz (オクタコア) | 64ビット A10 Fusionチップ | MSM8994 2.0GHz/1.5GHz (オクタコア) |
メモリ | RAM:3GB ROM:32GB | RAM:3GB ROM:32/128/256GB | RAM:3GB ROM:32GB |
防水機能 | 無し | あり | あり |
指紋認証 | あり | あり | あり |
電子マネー | 無し | あり | あり |
バッテリー容量 | 4,200mAh | 2,900mAh | 2,900mAh |
重量 | 211g | 191.25g | 154g |
こうやってiPhone7やXperiaと比較してみると防水機能が無いってことが劣っているくらいでその他は遜色ないスペックですね。今どきのスマホはバッテリーの消耗が激しいのでBlubooのように大容量バッテリーはありがたい。また、「MTK6750」というCPUは国内で販売されているスマホでは搭載されていないようなのでどの程度の力を秘めているのかは後述するベンチマークをご覧下さい。
Bluboo Maya MAXを早速開封してみる。外観レビュー。
こちらがパッケージから取り出したところ。iPhoneやXperia同様、同梱物は至ってシンプルです。(充電用のアダプタは海外用のため日本国内では使用出来ないです)
ちょっと親切だなって思ったのは、ソフトケースが予め同梱されているってところ。こういった格安スマホは市場にあまり出ていないのでBluboo向けのケースなんて見つけられないですもんね。でも残念ながらこのソフトケース、くそダサかったので付けていません。。。(BestGearさんゴメンナサイ・・・)
海外製のスマホだと、操作ができるかどうかが不安なので一応マニュアルを見てみるが日本語での解説は4ページ分だけで、しかも操作方法については一切説明は無し。大丈夫かなぁと心配しちゃいましたが、OSはXperia Z5と同じアンドロイド6.0なので基本的な操作は一緒で特に迷うこと無く操作はできました。
ちょっと驚いたのは、このBluboo Maya Maxの充電端子はなんと「USB Type-C」なんです。Apple製品が今後Type-Cにしていくということで、こちらも追随しているといった感じでしょうか。
では実際に本体を持って電源をオンっ!一番最初の起動時は数分間時間を要しましたが、2回目移行は数分とかからずに起動することが可能です。(OSのアップデートがありますので、必ずアップデートを行うようにしましょう)
※言語選択で「日本語」を選べば、国内のスマホとまったく同じ状態になりますので海外製だからと行って不安になることは一切無しです。
このBlubooを持つとわかりますが、とにかくデカい。重たいとはあまり感じませんがとにかくデカい。Xperia Z5でもデカいなって思ったくらいなので、6インチスマホはさすがに大きすぎる。。。といってもiPhone7 Plusもこんな感じですけどね。
ディスプレイ(シャープ製ディスプレイ)については、Blubooだけを操作しているのであれば基本的には綺麗な画面ですが、Xperia Z5に慣れている私にとってはちょっとだけ見劣りしてしまいますね。この点については、Blubooが劣っていると言うよりはXperiaのディスプレイ技術の方が高すぎるということでしょう。
格安SIMを挿入して実際にデータ通信はできるのか?
この格安スマホはSIMフリーなので、基本的にどのSIMカードを入れても対応ができるはず。ということで、以前からPocket Wifiで利用していたIIJ mioの格安SIMを挿入してみる。
設定方法については下記のAPNのところを参照。
前回の記事に書いたように私の持っているY!mobile「PocketWIFI GL01P」を、格安SIMのMVNOにした方が解約月を待つよりも3万円以上安くなるということがわかったので、善は急げってことで早速「IIJ mio」の契約[…]
そして、「モバイルネットワーク設定」-「アクセスポイント名」で新規で「IIJ mio」のAPNを登録すると問題なくデータ通信が可能な状態になりました。またまた驚くことに、このBluboo Maya MaxはデュアルSIMってことでもう一つの番号も使うことがデキるんです。まぁ、私の場合はこのIIJ mioしか無いので試せませんが。。。
今回の格安SIMはデータ通信のみの契約のため、通話はできませんがSkype(スカイプ)を利用すれば電話通話も可能になります。
最近、職場でのプロジェクト用に専用の電話番号が必要となったのだが、運用していくための条件が結構厳しく、選定に非常に悩んだ結果、「Skype(スカイプ)」で運用していくことになったのでちょっとレビューしてみる。今回の条件として[…]
また、このBlubooはテザリングもできるのでPocket Wi-Fiの代替機としても利用出来ちゃいます。これはホント便利。(Pocket Wi-Fiのバッテリーがへたってきていたので、この大容量バッテリー搭載のBlubooを持っていればとても安心)
Bluboo Maya Maxの指紋認証機能の精度はどうか?
実はこの機能をめちゃくちゃ期待して、GearBestさんにご提供頂いたというところもあります。なにせXperia Z5の指紋認証機能はホントに使えないからね。この海外製のスマホではいったいどの程度の指紋認証精度なのか実際に試してみました。
指紋登録作業は、背面の指紋センサー部分を5-6回タッチするだけで登録は完了します。(ちなみにXperia Z5での登録作業時は20回ほど必要です)
たった数回のタッチだけでホントに指紋を認識するのか?って疑問に思いましたが、意外や意外、めちゃくちゃ認識精度が高いです。この1週間、すべて指紋認証を使ってロック解除を行ってみましたが、エラーとなったことが無いです。指が多少湿っていても問題なく認識します。
格安スマホ「Bluboo Maya Max」のレスポンスはどうなのか?
前述したCPU「MTK6750 1.5GHz(オクタコア)」というのはいったいどの程度かをベンチマークアプリ「AnTuTu」を利用して実験してみました。
ベンチマークの結果、Bluboo Maya Maxの数値は「43013」。(Xperia Z3で「42452」という数値ですのでZ3と同等レベルです)
ベンチマークのランキングを見てみると、iPhone7 Plusが圧倒的な力を見せつけています。Bluboo Maya Maxは、数値だけで見ると下位レベルに位置する結果となりました。
たしかに実際に操作をしていると、ちょっとモッサリ感があることは否めないがさほど気にすることも無いレベルなので個人的にはこのレスポンスでも充分かなという感じがします。むしろ数値上では、高評価のXperia Z5の方がBlubooよりもレスポンスが悪いんじゃないかな。
メイン機として使ってみた感想のまとめ
最初は、「海外製の聞いたことも無いブランドのスマホってどうなの?まぁ、使ってもサブ機としてかな。」といった印象を持っていたBluboo Maya Maxでありますが、実際に利用してみると格安SIMは使えるし、テザリングも問題なく出来る、レスポンスも悪くない。結構使いやすい機種という感じです。
この機種に防水機能と電子マネーの機能が搭載さえされれば間違いなく、メイン機種として使っても問題ないレベルです。しかもこのスマホの本体価格は今日時点で$166.42(約19,000円)ですから、スマホに掛ける金額を極力抑えたいって人にとってはうってつけの機種だと思いますよ。マジで。
今回の様に格安SIMさえ持っていれば、2年縛りにとらわれることなく好きなタイミングで自分の好きなスマホに乗り換えられちゃうって言うのはホントに便利です。今までは日本国内でメジャーな機種しか見てきていませんでしたが、海外まで視野を広げればもっともっとスマホライフは充実していきますね!
今回レビューした機種の詳細ページはこちら(GearBestサイト)
※GearBestでは、ASUS ZenFoneやLenovo ZAK Z2など海外製SIMフリースマホを格安で多数販売していますので、SIMフリースマホを探している方にはぜひおすすめしたいサイトです。https://www.gearbest.com/