大手キャリア3社のうち、ドコモ・auの端末に関しては格安SIMがたいてい適応している。だから、解約済みのドコモとauのスマホやiPhoneを持っていれば、激安の通信コストでその端末を利用することは可能。
ドコモやau、ソフトバンクの3大回線でスマホを契約していると感じるのが「パケット料金のバカ高さ」。一般的な料金体系だとパケット定額料金だけで5,000円以上で、それに基本料やらオプションやらなんやらが課金されて毎月8,0[…]
だけど、ソフトバンクについてはちょっと違う。なぜならソフトバンク回線を利用する格安SIM業者(MVNO)が存在していないから。なので、ソフトバンクのiPhoneやスマホ、タブレットについては一端、シムフリー化しないと格安SIMで使うことは不可能。
SIMロック解除をするにも色々と制約があるソフトバンク
シムフリー化をすることを「SIMロック解除」と呼ばれるのだが、このSIMロック解除にはソフトバンク側が設定した条件をクリアしないとイケない。単に、今保有しているスマホをショップへ持っていって解除してくれって依頼しても「NG」となることが多いので、この条件をしっかりと把握しておきましょう!
端末側にSIMロック解除機能が搭載されていなければならない
まず、第一のハードルとして出てくるのが機種による制限。端末自体にSIMロック解除機能が搭載されていなければ、格安SIMを使うことは不可能です。下記にその対象端末を列挙しておきます。
2015年5月以降に発売された機種
- iPhone SE/iPhone 6S/iPhone 6S PLUS/iPhone7/iPhone7 Plus
- iPad Pro(9.7インチ/12.9インチ) /iPad mini4
- AQUOS Xx2 mini/AQUOS Xx2、Nexus 6P/Xperia XZ/STAR WARS mobile/AQUOS Xx3 mini/シンプルスマホ3/DIGNO F/Xperia X Performance/AQUOS Xx mini/AQUOS Xx2/Nexus 6P/Xperia Z5/AQUOS CRYSTAL 2/AQUOS Xx/Xperia Z4/Galaxy S6 edge
- AQUOS ケータイ2/DIGNOケータイ/かんたん携帯9/AQUOSケータイ/かんたん携帯8/COLOR LIFE 5
- Lenovo TAB3/Lenovo TAB2/Pocket Wifi 501HW/モバイルシアター
2015年4月までに発売された機種
- BLADE Q+/301F/201SH/009Z/008Z
上記の様にSIMロック解除の対象となるのはソフトバンクが発売する端末全てでは無いが、iPhone・Xperiaは対象となっているので問題は無いですかね。残念ながら私のXperia Z3は対象外です。。。
端末の購入日も重要
そして、次に重要なのは端末の購入日。SIMロック解除を行うためには、ソフトバンク側にて登録された購入日(販売日)から181日以上経過していなければなりません。(ただし、2015年4月迄に発売された機種については購入日当日にSIMロック解除が可能)
解約済み端末についても注意が必要
ソフトバンクによると、解約済み製品のSIMロック解除の手続き可能期間は、解約後90日以内と明記しています。しかも、解約済み機種の手続きは、契約されていた本人に限定されています。
つまり、ヤフオクやハードオフなどで販売されている中古端末が仮にSIMロック解除対象製品だったとしても、それを保有していた本人がSIMロック解除手続きをしていない限り格安SIMは使えないって事になります。
以上の3点がクリアできて格安SIMを利用することが可能になります。今現在、対象機種を持っている人であればすんなりと格安SIMへ移行は可能でしょうが、中古品を購入して格安SIMを使おうって考えている人にとっては、前ユーザーがSIMロック解除をしていたかどうかを調べなければならないので結構ハードルが高いかも知れませんね。素直にドコモやauの中古品を購入した方が良いかもです。