Androidバージョン「4.3」以前を利用しているユーザーは注意が必要です!

upgrade

2015年1月13日に驚きのニュースが目にとまりました。IT mediaニュースによれば、

Rapid7の研究者によると、GoogleはAndroid 4.3(Jelly Bean)までのバージョンについて、WebViewの脆弱性修正パッチの提供を打ち切った。

と報道されています。しかもサポート切れとなってしまうAndroidOSを利用するデバイスはなんと9億台も存在し、脆弱性が放置されてしまうとのことらしい。

脆弱性が放置されているということは、9億台のデバイスがハッカーの標的になりやすくなり、最悪の場合、全員が被害者、そして加害者にもなりかねない。

ちなみに「Android OS 4.3」はJelly BeanというコードネームのOSでつい最近のOSです。(現在は5.0のLollipoが最新バージョン)4.3までもがサポートを打ち切られるっていうのはあまりにも早い気がします。

AndroidOSはオープンソースなのを忘れてはならない

ここで考えて欲しいのは、AndroidOSはそもそも「OSS(オープンソースソフトウェア)」なので無料ということ。

無料と言うことはGoogleがサポートを終了するって言えば基本的に誰も文句は言えないんです。

じゃぁ、一般ユーザーは誰に文句を言えるんだろうか?

スマホのメーカーはOSを無料で利用し、自社端末用にカスタマイズをして通信キャリアへ販売をしている。通信キャリアはその端末をユーザーへ販売し、端末料金を24回分割という形で回収している。という商流を考えると通信キャリアなんじゃないでしょうかね。

ユーザーは泣き寝入りするしかないのかもしれない

例えば、私の持っている「AQUOSPHONE Xx 206SH」は2013年7月に購入したのだがこの1年6ヶ月くらいで端末のシステムがアップデートされたのは2回だけ。しかも、OS自体のアップデートは一切ありませんでした。

206shのバージョン

ご覧のように、206SHのバージョンは「4.2.2」で止まっちゃってます。
残念ながらメーカー側(シャープ)の「売りっぱなし」という印象が拭えませんね。

おそらくGoogleのサポートが終了したからと言っても、メーカー側は「知らね」 (ヾノ・ω・`)ムリムリって感じでシカトするんじゃないでしょうかね。

仮にソフトバンクに文句を言ったとしても「メーカーが・・・」と言葉を濁しどうしようもない状態に陥るのがオチです。

じゃぁ、どうすれば良いのか考えると、結局、端末を機種変更して最新機種に切り替えるかセキュリティソフトを導入して対策していくかしかないでしょうね。