2014年9月10日(日本時間)の未明についに発表された「iPhone6/6plus」。
事前のうわさ通り、今回のiPhone6/6plusにはあの「NFC」が搭載されています。が、あまり他のニュースサイトではNFCについてあまり騒がれていないようですね。。。
iPhone6/6plusのNFCは日本の規格には適応していない!
ここで、誤解の無いように「NFC」についてちょっとだけ解説しましょう。NFCとは「Near Field Communication」の略で、近距離無線通信のことを言い、決して、おサイフケータイの電子決済のことを指すわけでは無いです。
「マウスとタブレット(写真左)」や「スマホとイヤホン(写真右)」などとのBluetooth接続を簡単にするために、NFCを利用して本体にタッチするだけで接続が完了するなど、電子決済以外にも様々なところでこのNFCが使われています。
そして、このNFCには何種類か規格が存在しています。
【NFCの種類】
TYPE-A/B 国際標準規格ISO/IEC 14443の通信技術で「NFC-A」「NFC-B」と呼ばれる FeliCa JIS X 6319-4に基づく通信技術。 「NFC-F」と呼ばれる ※詳しくはソニーのNFCの定義をご覧下さい。
モバイルSuicaや楽天Edy、nanaco、waonなどのおサイフケータイと呼ばれる決済は、上の「NFC-F」と呼ばれる「FeliCa」の技術を利用した決済システムなので、iPhone6/6plusが、おサイフケータイとなるにはFeliCaを搭載してなければならない。
なので、おサイフケータイを期待している方はiPhone6/6plusがこのFeliCa対応かどうかを確認した上で購入した方が良いでしょう。
Appleは「Apple Pay」を普及させていくつもり
今のところAppleサイトでは、「NFC」としか記載が無いので実際におサイフケータイになるのかどうかは不明ですが、Appleが発表したクレジットカードによる決済サービス「Apple Pay」が従来のおサイフケータイにとってかわるものになるのかも
しれません。
ただ、このApple Payを使うためには店舗側に専用の装置が必要となるためEdyやモバイルSuicaの様に普及させるのには相当な時間がかかるような気がします。
できればAppleが「NFC-F」にも対応できるようにしてくれると嬉しいですね。今回のiPhone6/6plusでダメであれば、次期iPhone6Sなどで搭載して欲しいものです。