過信は禁物!AirTagを海外で使う時に注意するべきポイント。サポート外の国では位置情報は追えない。

AirTagの注意点

今や主流となってきた紛失防止グッズのAirTag。

日本では、以前記事にした「MAMORIO」が紛失防止タグの火付け役になっていましたが、この手の商品は、紛失してしまった際には、同製品を持ったユーザーが紛失物の近くにいないかぎり場所を特定できないという制約があります。その為、旅行先でMAMORIOを付けたバッグなどを紛失してしまった場合、そのエリア付近にMAMORIOユーザーがいない限り、今どこにバッグがあるのかがわからないということです。

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MAMORIO

その点、AirTagは、iPhoneユーザーが近くにいれば、その人のiPhoneの位置情報を利用して、AirTagがどこにあるかわかる仕組みになっています。

iPhoneユーザーは世界中にいるので、日本国内に限らず、世界中でAirTagの位置情報を確認することができるという利点があります。

その為、国内・海外旅行に行くときには、キャリーケースや財布、バッグなど貴重品にAirTagを付けるユーザーが増えてきています。

AirTagを海外で使う時に注意するべきポイント

海外出張や旅行時には、キャリーケースにAirTagを入れておくことで到着先の空港でキャリーケースがどこにあるかわからなくなるというトラブルを回避することができるので非常に便利。

過去、預けたキャリーケースがまったく違う国に到着していると言ったことがありましたが、その際もAirTagを入れていたことで、即座に場所の特定ができて助かったということもあります。

そんな便利なAirTagですが、注意しなければいけないことがあります。

全ての国でAirTagの位置情報を把握出来るわけでは無い!

AirTagの位置情報を確認

先日、韓国に1週間ほど出張に行ってきた時のことです。特に貴重品を紛失したわけではないですが、AirTagの位置情報がきちんと更新されているかどうかを確認したところ・・・

AirTagの位置情報

探すアプリを開くと、現在地は韓国と正しく表示されているが、AirTagの最後の確認は出発時の時間で止まったまま。そして、AirTagの位置情報を見ると、なんと成田空港のまま。。。

韓国ではAirTagはサポート対象外

まったく、AirTagの位置情報が更新されないので、Appleのサポートページを確認すると以下の文言が小さく記載されていました。

「探す」に AirTag が表示されない場合

「探す」ネットワークは韓国ではサポートされていません。その他の地域でも、現地の法の定めに従い、ご利用いただけない場合があります。

Appleサポートページ:https://support.apple.com/ja-jp/HT210967

ということで、韓国ではAirTagの位置情報を取得することは、そもそも無理だったようです。「法の定めに従い」と記載されているので、韓国ではこの手の製品は利用出来ないと言うことですね。

この情報を知るまでに、下記のことをやってみましたがすべてムダと言うことでした。

やっても無駄だったこと5点

  • AirTagの電池交換
  • ローミングをオンにしてみる
  • iPhoneを再起動
  • Apple IDからサインアウトして再度サイインイン
  • 海外のPocketWi-Fiではなく、キャリアが提供する海外用パケット通信の契約

私と同様の経験が無いかググってみましたが、そんな情報は一切出てこないので、最初からApple公式サイトの注意書きなどを細かくチェックするのが一番の近道かも知れませんね。

韓国で使えないのは位置情報取得だけ

ちなみに、手元付近にAirTagがある場合は、音を鳴らしたり、AirTagの信号を受信して探すことは可能です。(あくまでもAirTagが近くにある場合)

まとめ

韓国に行く人は、「AirTagがあるから大丈夫!」と過信していると、いざという時に役立たないので注意が必要です。

韓国に限らず、その他の国でも使えないことが考えられるので、出国前にはAirTagがサポートされているかどうかを調べると良いでしょう。