紛失防止グッズ「TrackR」をやめて「MAMORIO(マモリオ)」に乗り換えてみた。

MAMORIO購入レビュー

以前、キーホルダーや財布などの紛失防止グッズとして紹介した「TrackR(トラッカー)」ですが・・・

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「なくすを、なくす」というキャッチコピーで話題となっている紛失防止のタグ「MAMORIO」。スマホのGPS機能を利用して、そのタグがどこにあるのか位置情報を検索することが出来たり、手元から離れたときにアラームを鳴らしたりすると言った[…]

紛失防止タグ「TrackR」

TrackRを半年ほど使ってみたところ、ほとんど役に立ってないという状況になっていました。気づいたら電池切れになってるし、アプリを確認しても本体との通信(接続)がほとんどされていないという事がわかり、「こりゃダメだ」という結果に行き着きました。

そして、乗換製品として決めたのが、純国産製品の「MAMORIO(マモリオ)」です。

MAMORIOに決めたポイントとは

この手の製品で重要なのは、紛失した時に「それが今どこにあるのか?」がわかるという事。

MAMORIOやTrackRを含めた類似商品の特長としては、「周囲のユーザーが対象物を通過した際に、ユーザーの位置情報を自動的に共有し、持ち主に知らせる」という点です。

つまり、ユーザー数が多ければ多いほど紛失した際に見つける確率が高くなると言うこと。ユーザー数でいうと、やっぱり国内発の「MAMORIO」は圧倒的に多いので他社製品と比較しても有利ですね。

MAMORIOを購入した際の最大のポイントは「メトロやJRと提携している」という点でした。

東京メトロと共同で「お忘れ物自動通知サービス」を開始します。
本日、東京メトロと共同で、東京メトロ全線の落し物を検知出来るMAMORIO Spotを活用した「お忘れ物自動通知サービス」の開始をリリース致しました。

【東京メトロ】お忘れ物自動通知サービスの実証実験を実施します
http://www.tokyometro.jp/news/2017/188826.html

この取り組みによって、東京メトロ各線で集められた落し物が「お忘れ物総合取扱所(飯田橋駅構内)」に届くと、MAMORIOが付いているものに関してはお客様のスマートフォンにこのように通知されます。

- MAMORIO公式ブログより抜粋 -

東京メトロ沿線に住む私にとっては、このサービスは刺さりましたね。しかも、この「MAMORIO spot」は順次拡大されており、現在では郵便局やJR西日本でもサービスを拡大展開しているっていうから安心感がさらに増しています。

進化したMAMORIO SとFUDA

MAMORIO Sレビュー

MAMORIO ラインナップ比較

MAMORIOMAMORIO SMAMORIO FUDA
電池持ち平均8-10ヶ月約1年間約1年間
保証期間6ヶ月6ヶ月6ヶ月
通信方法Bluetooth 4.0Bluetooth 4.0Bluetooth 4.0
有効距離約30M約60M約60M
価格(税別)3,500円3,980円2,759円

従来の「MAMORIO」は、Bluetoothの接続距離がおよそ30メートルだったのに対し、MAMORIO SおよびMAMORIO FUDAはおよそ60メートルと2倍に上がっています。また、電池の持ちも、平均8-10ヶ月から約1年と伸びています。

MAMORIO Sレビュー

これがMAMORIO S。手に持つとわかりますが、非常に軽く、そしてオシャレ。

MAMORIO FUDAレビュー

そしてこれが「MAMORIO FUDA」。本体裏面はシールになっているので、財布など無くしたら困ってしまう物にペタッと貼り付けられます。

MAMORIOアプリと連携

スマホにMAMORIOのアプリをインストールしたら、MAMORIO本体を近づけペアリングを行います。作業としてはこれだけ。

キーホルダーに取り付けたMAMORIO

で、こんな感じにキーホルダーへ。MAMORIO FUDAは財布の中に貼り付けました。

MAMORIO SとFUDAを利用してみた感想

MAMORIOが離れた場合

わざと、キーホルダーを家に置いた状態で外出すると、上の写真の様に「○○○○は手元にありますか?」とメッセージが表示されるようになります。ただ、このメッセージが表示されるタイミングが結構遅いため、場合によっては、このメッセージを確認した時点で「時既に遅し」といったことになる可能性はあります。

アプリ側の設定で、「見当たらなくなってからお知らせするまでの時間」を「早い(0秒後)」「おすすめ(300秒後)」「ゆっくり(600秒後)」の3段階で設定出来るので「早い」にしておけば比較的早い段階で紛失に気づくかもしれません。

ただ、この「早い」に設定していると、(例えばバイクのキーは使わないので自宅に置いた状態で外出した場合)頻繁にメッセージ表示がされてくるので、うざく感じることがあります。

MAMORIO確認作業

アプリ上で確認をすると、↑このような感じでMAMORIOと定期的に通信を行い、どの場所にあったかを確認することが出来るので、安心感がハンパありません。以前紹介したTrackRでは、これが不安定だったので、さすが国産のMAMORIOといった感じですね。

MAMORIOの設定

また、自宅にいるときには「ここでは鳴らさない」の設定をしておくと無駄な通知が無くなるのでこれも便利。

MAMORIOへの不満点

ほぼほぼ、満足しているMAMORIOではありますが、一つだけ不満点があります。

それは、MAMORIO本体に音を鳴らす機能が無いということ。例えば自宅内で、キーホルダーを探しているときにアプリ上では近くにあるということはわかっても、どの部屋でどこに埋もれているのかっていうのが分からない。アプリ上からMAMORIO本体の音を鳴らすことが出来れば、最強の紛失防止グッズになるんじゃないでしょうか。メーカーさん、是非お願いします!

まぁ、この機能が無くても、安定性が素晴らしいのでこれからも永く愛用していこうと思います。忘れ物が多くて困っている人にはお薦めの一品です。