命を守る「一酸化炭素チェッカー」は灯油・ガスで暖をとる時のマストアイテム。

一酸化炭素チェッカー

電気代が高騰している中、少しでも節電しようとエアコンを使わずに石油ファンヒーターや石油ストーブに切り替えた家庭は多いのでは無いでしょうか。

石油ストーブであれば電気代が一切かからないのでめちゃくちゃ節電になりますよね。灯油代はかかりますが、高騰し続けている電気代よりはマシです。

灯油・ガスを使う場合は一酸化炭素に注意!

しかし、節電効果があるからと「灯油」や「ガス」を使った暖房器具を利用しつづけると頭がボーッとしてきます。

これって、空気が暖かくなってボーッとするわけではなく、一酸化炭素によって起こる現象なんです。

一酸化炭素はニオイが無いから厄介

・ 換気をしないままガスが燃え続けると、空気(酸素)不足で不完全燃焼を起こし、一酸化炭素(CO)発生の原因になります。
・ 一酸化炭素(CO)は毒性が強いうえ、「無色・無臭」。気づかないうちに頭痛・吐き気・耳鳴りなどの中毒症状を起こし、重症になると死に至る場合もあります。
引用:経済産業省「一酸化炭素(CO)中毒を知っていますか?

一酸化炭素中毒になるレベルと影響

石油ストーブの危険性

一酸化炭素濃度症状
25ppmACGIH許容濃度
50ppm日本産業衛生学会許容濃度
200ppm2〜3時間で前頭部に軽度の頭痛
800ppm45分間で頭痛・めまい・吐き気・けいれん
2時間で失神
1,600ppm2時間で死亡

厚生労働省の資料によれば、上記のデータが公表されており、常に換気を行いながら一酸化炭素濃度を50ppm以下に保つことが重要とされています。

一酸化炭素は前述の通り、「無色・無臭」なので、気づかないうちに失神してしまうという危険性があります。もし、失神してしまったら、、、、どうなるかは容易に想像がつくことでしょう。

一酸化炭素チェッカーが危険を知らせる

一酸化炭素チェッカー

そこで、必ず設置したいのが「一酸化炭素チェッカー」。
これは一酸化炭素濃度と温度、湿度を表示し、一酸化炭素濃度が200ppm以上になった場合に、警報が鳴るという単純明快なものであるが、これを設置しているだけで命の危険を教えてくれるのだから素晴らしい。

この一酸化炭素チェッカーは、バッテリー内蔵タイプなのでminiUSBケーブルを使って充電します。

一酸化炭素チェッカー

フル充電されれば、単体で80時間は動作します。
ですが、万が一のことを考えて、充電をしながら利用する事をおすすめします。

石油ストーブと一酸化炭素チェッカー

私は仕事場では、石油ストーブのすぐ近くに一酸化炭素チェッカーを置いています。
ストーブを使い始めてから最初の1-2時間は、「00ppm」ですが、3時間くらい経過すると一酸化炭素濃度が「58ppm」まで上昇してきます。

不完全燃焼が起こっていたら、一酸化炭素濃度はもっと高くなるでしょう。

未だに、200ppmを超えることがないため警報が鳴ることはありませんが、58ppmでも数時間すると頭がボーッとしてくるので定期的にこの数値をチェックして50ppmを超えてきたら換気をするようにしています。

石油ストーブ以外にも、カセットガスストーブを使う場合は、なおさら一酸化炭素チェッカーは重要かも知れませんね。

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