一昔前に大流行した「自炊」。
漫画本や雑誌、書籍などを電子化することを自炊というのですが、先日「ScanSnap iX500」を購入したことで今さらながら私もこの自炊をやってみようと、仕事部屋においてある全ての書籍を電子化して断捨離を行うことにしました。
まず、自炊するために必要な物は「裁断機」です。カッターでチマチマとカットしても良いのですが、これだと相当な労力が必要になります。1冊、2冊というレベルであればこれでも良いのでしょうが、数十冊という書籍をカットしようとするとカッターではとてもじゃないけど時間がかかりすぎます。
ということで裁断機が必須となるわけですが、この裁断機選びはとっても重要!
裁断機もピンキリで、数千円のものから数万円というものがありますが、安い裁断機は正直、自炊には向きません。なぜなら、安い裁断機は数ページ分のカットしか出来ないため、分厚い書籍を自炊するためには1冊を数ページ単位に分割をして、それを裁断機でカットするという非常に手間のかかる作業が発生するからです。これだと、カッターでやっても同じかなって感じです。
なので、裁断機を購入するのであれば分厚い書籍も1回でスパッと切れるものを選んだ方が絶対に良いです!
そこで、私が選んだのは「大型ペーパーカッター(ディスクカッター) 業務用 DS-858A4」。
マジで感動するほどの切れ味!分厚い書籍もスパッと切れる!
では、早速3cmほどの厚みのある書籍をカットしてみます。
裁断機にこの本をセットするのですが、その際の注意点としては、「裁断後は全ページがバラバラにならないとイケない」ということ。ということで、書籍のノリの部分を考慮してセットをします。
カットする部分を決めたら、ガッチリとセットしてレバーを下げるだけ。
DS-858A4は、さすが業務用と謳っているだけあって分厚い書籍でもそんなに力を入れずともスパッと切れます。マジで感動するほどの切れ味です。
はい、こんな感じで綺麗に切れてますね。ここまでの作業はわずか数十秒。カッターではこうはいきません。
よくコンビニなどで売っている4cmほどの厚みのある、分厚い漫画本も写真の様に簡単にスパッと切れます。この厚さが切れるのであればほとんどの書籍は問題ないですよね。
ScanSnap iX500で書籍をスキャン
書籍の裁断が完了したら、あとはScanSnap側の設定後、一気にスキャンを行います。
ScanSnapでスキャンをする際には、1冊分を間を空けずに一気にスキャンする必要があります。間を空けてしまうと、複数のデータが出来上がってしまいます。(まぁ、あとでPDFデータを結合すれば良いんですけどね。)
大量の書籍をスキャンするとわかるのですが、このScanSnapのフラットな部分があるので、大量の紙をセットする前にここで一度「トントンッ」と整えることが出来るんですよね〜。これはなにげに便利な構造です。
自炊後のPDFデータは、ビューワーアプリの選択も重要
自炊した後のデータは、パソコンやタブレットで閲覧することになるわけですが、私の場合、ほとんどパソコンでは見ずにiPadで見る事になります。そこで重要なのが「ページめくりの方向」です。
最初、Google Playブックスというアプリを利用してPDFデータを見たのですが、このアプリだとページめくりの方向が右から左方向に統一(左開き)されているため、書籍の種類によっては非常に気持ちが悪いんです。
例えば上の様な縦型の文章の場合、目線は右から左へ流れていくので、ページをめくるのは「左から右へ(右開き)」にならないと気持ち悪くなります。この変な現象を修正するにはアプリ上では出来ず、おおもとのPDFデータをAcrobatを利用して編集しないとイケないのですが、それはとても面倒だし、不便。
ということで見つけたアプリが「i文庫HD」。
このアプリであれば、設定で「右開き」「左開き」を書籍によって切替が出来るのでとても便利。有料アプリではありますが、特に面倒くさい作業を行わずともスマートに電子書籍を快適に閲覧することが可能になったのでとても重宝しています。
ということで、今回約100冊近い書籍を自炊して、全てPDFデータにしたことで私の仕事部屋は超スッキリです。
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