2020年12月15日にAppleWatchのWatch OSバージョン7.2が公開されました。
今回のアップデートでは、Apple Fitness+や点字ディスプレイに対応などの機能が追加となりましたが、その中でも大きな追加機能としては「心肺機能レベルの通知・レベル確認」と言えるでしょう。
Appleの公式サイトによれば、
自分の心肺機能のレベルが、Fitness Registry and Importance of Exercise National Database(FRIEND)のデータで参照された同年代の同性の人たちと比較して「高い」、「平均より上」、「平均より下」、「低い」、のどれに評価されるのかを確認できるようになります。また、心肺機能のレベルが過去の週、月、年からどのように変化したかを確認することもできます。ユーザーのレベルが「低い」となった場合には、Apple Watchで通知を受け取ることができ、時間をかけて心肺機能のレベルを改善したり、医師との会話をしたりするためのガイダンスを受け取ることができます。
と記載されています。
「心肺機能」は死亡リスクの指標にもなっていると言うことで、常に自分の心肺機能がどのように変化しているのかを把握しておくことが健康上とても重要。(心肺機能が低いことで死亡リスクが高くなるとのこと)
自分の健康状態を確認するためにもAppleWatchユーザーは早めにアップデートすることをすすめます。
Watch OSだけでなくiOSのアップデートも忘れずに
心肺機能の通知を有効にするためには、Watch OSを7.2にアップデートするだけで無く、iPhoneのiOSもアップデートが必要です。
※ Watch OSバージョン7.2と同日にiOSバージョン14.3が公開されています。
AppleWatchシリーズ3以降であれば心肺機能は使えます
血中酸素を測定する機能は、シリーズ6に限定される機能ですが、心肺機能レベルの確認・通知機能についてはシリーズ3以降もしくはSEでも利用が可能です。
心肺機能レベル確認・通知の有効化
AppleWatchとiPhoneのアップデートが完了したら、iPhone上で「ヘルスケア」アプリで設定を行います。
概要を開いて、下へスクロールすると「心肺機能レベル」の項目があるので、設定をタップしてすすめます。
心肺機能に関する案内を確認してすすめていくと、「詳細の確認」画面で常用している薬の項目があるので確認します。
「カルシウムチャネル遮断薬」「β遮断薬」を服用している方は、この項目でチェックしておく必要があります。
あとは機能説明を確認して最後に「通知をオンにする」をタップして設定は完了です。AppleWatch側での設定は不要。
心肺機能はよく使う項目に設定しておきましょう
心肺機能の画面から下へスクロールするとオプションとして「よく使う項目に追加」があるので、☆マークをタップすれば、よく使う項目として概要のトップ画面に表示されるようになります。