2021年1月27日に公開されたWatchOSおよびiOSのアップデートによって、ついに日本国内でもAppleWatchで心電図(ECG)の測定が可能になりました。
早速アップデートを実施して心電図の測定を行ってみたのでレポートします。
AppleWatchシリーズ4以降で心電図の測定が可能
心電図対応の機種について
- AppleWatchシリーズ4以降 WatchOS 7.3
- iPhone6S以降 iOS 14.4
心電図対応は日本国内の認可が下りなかっただけで、海外では昔(シリーズ1)から出来ていたと思っていましたが、調べたところシリーズ4(2018年)から追加された機能でした。
心電図の設定
まずはiPhoneのヘルスケアアプリを開いて「概要」から下へスクロールしていくと、今回のアップデートによって追加された「心電図」の説明が表示されるので「設定」をタップして次へ進みます。
設定項目としては「誕生日」の登録のみで、あとは心電図の仕組みについての説明を読み進めていくだけ。
心電図測定結果判定の種類について
心電図の測定が終了して表示される判定結果は以下の4種類。
- 洞調律
心拍が一定のパターンとなっていることを意味する。 - 心房細動
心拍が不規則になっていることを意味する。心房細動は不整脈の最も一般的な形態。 - 低心拍数または高心拍数
標準の心拍数よりも低いもしくは高いことを意味する。
※ 心拍数が50拍/分より下または120拍/分より上の場合は判定不能となる。 - 判定不能
記録結果を分類できなかったことを意味する。
そして、「最初の心電図を取る」という画面が表示されたら、あとはAppleWatchを使って心電図を測定します。(2回目以降はヘルスケアアプリを開く必要は無し)
AppleWatchで心電図を測定する
iPhone側での設定が完了したら、AppleWatch側で「心電図」アプリを起動します。
そして、指をデジタルクラウンへ触れると心電図を測定しはじめるので30秒そのままの状態に。
途中で指を離すと正しく測定できないので30秒はしっかり指を触れておく必要があります。
心電図の測定結果表示
30秒経過すると測定結果画面が表示されます。今回は洞調律ということで正常のようでした。
iPhone側での結果表示
AppleWatch側で測定が終了すると、iPhone側にも自動的に心電図の測定結果が表示されます。
心電図の測定結果をPDF出力
驚くのは、
心電図はすべてiPhone上の”ヘルスケア”Appに保管されます。”ヘルスケア”でこの記録のPDFを作成することによって、医師に渡すこともできます。
なんと医療機関向けにPDFデータを作成することができるっていうこと。
試しにヘルスケアアプリ上から、先ほどの判定結果を開きPDFにしてみたところ・・・
おぉぉぉぉぉぉーーーなんかスゲェェェェーーー
このグラフの意味が分かりませんが、なんかスゴいです。
AppleWatch、もう手放せません。