【更新】BizFAXが最強・最安のインターネットFAXサービスか比較・レビューしてみる。

複合機

データでのやりとりが多くなってきている中、消えそうで消えないもの、それは「FAX」。でも、そんなには利用しないのであえてFAX機を購入するのもバカバカしい。私の会社でも、ほとんどがメールでのやりとりがメインなのだが仕事の発注書など取引先からの重要書類はFAXで送信されてくるため、無くしたくても無くせないんですよね。

そこで、中小企業や零細企業、SOHOの方向けに今ニーズが高まっているのが「インターネットFAXサービス」。なんつってもFAX機を購入せずにネット上だけでFAXの送受信ができるから最低限のコストで導入ができるっていうのが最大のメリットです。

私の会社でも数社のインターネットFAXサービスを比較検討して決めたのでレビューしてみたいと思う。

機能面はどのサービスも一緒。使い勝手を重要視してBizFAXへ

インターネットFAXのサービスを選定しているときに、機能面を調べていくと気づくことがあります。それはどのサービスもぶっちゃけ提供している機能は一緒ってこと。

    1. FAX専用番号が使える(付与される)
    2. 受信した際にはメールで教えてくれる
    3. ネット上で送受信が可能
    4. PC上のファイルを簡単に送信できる
    5. アドレス帳の管理が可能

上記はFAXを使う上で必要な機能であり、当然ながらどのサービスも提供している機能です。っていうかこれができればFAXとしては問題ないっす。あとは、コストと使い勝手が良いかどうか?ですよね。

ちなみに、会社で候補としてあがったサービスはこちら。

  • FAX機要らずでFAXが使える!BizFAX ストレージ&リモート(2019/7/31でサービス終了)
  • インターネットFAXなら【Message+】
  • 全世界で1200万人が利用するネットFaxサービス「eFax」
  • FAXサービス各社のランニングコストを比較してみる

    ※税別表記

    BizFAXMessage+eFAX
    運営会社NTTCommunicationsアクセル
    コミュニケーションズ
    j2 Global Japan
    初期費用1,000円1,000円無料
    月額利用料1,000円950円1,500円
    番号利用料無料無料無料
    FAX送信料8円/3分16円/枚150ページまで無料
    以降10円/ページ
    FAX受信料無料無料150ページまで無料
    以降10円/ページ

    eFAXは月額利用料が1,500円と一番高いが、毎月150ページ分の送受信料金が無料。ただ、毎月150ページ分も利用するかっていうと正直そんなにFAXはしないんですよね。せいぜい10枚〜20枚分ってところでしょうか、なので、eFAXはコスト面で言うと選定から外れます。そして、残りの2社「BizFAX」と「Message+」のランニングコストを比較すると、どちらも同じって感じですかね。

    で、私の会社が最終的に選んだのは「BizFAX」なのだが、決め手となったのはやっぱり使い勝手でした。

    シンプルなインターフェイスで使い勝手が一番だったBizFAX

    BizFAXは、あの「050plus」を運営するNTTコミュニケーションズのサービス。050plusって言えばユーザーから酷評の多いIP電話サービスで有名だが、FAXサービスは本当に使い勝手が良いんだろうか?

    関連記事

    本記事は2012年11月に投稿した内容のため、2020年現在の050plusのクオリティとは異なっております。よろしければ下記の最新記事をご覧ください。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://[…]

    050plus

    非常に分かりやすいシンプル設計

    まず、BizFAXの管理画面にログインをすると直感的に操作できるようなインターフェイスになっているので操作方法に悩むことはまず無いです。

    BizFAX設定画面

    こちらが設定画面で、FAXを受信した際やFAXの送信がエラーとなった時にお知らせ通知をするメールアドレスを登録することが可能。この機能はどのFAXサービスにも付いているので特別BizFAXがスゴいというわけでは無いですが、この機能は一般的なFAXよりもめちゃくちゃ便利です。外出していてもFAXが届いたって事がスグにわかりますからね。

    BizFAX送信画面

    BizFAXの使い勝手が良かったのがこのFAX送信時の設定画面。

    送信できるファイルは「TIFF、JPEG、PDF、Word、Excel、PowerPoint、テキスト」に対応しているのでほぼ問題が無く、メッセージを入力すれば自動的に送付状を生成してFAXしてくれるっていうのは他のサービスも一緒なのだが、他社と比較して良かったのは「送信前のプレビュー」が出来るところ。間違ったファイルを送信してしまったら一大事ですから事前に確認できるのは嬉しい機能です。

    これはホント重要なポイントでした。ちなみに「eFAX」にはこのプレビュー機能が付いてなかったので送信実施後に本当に正しいファイルデータを送信したのかを確認するまで安心できないっていうのは精神的によろしくなかったですね。

    BizFAXの弱点は通知メール機能

    FAX受信時にメールで教えてくれるのは、このインターネットFAXの特長の一つなので、BizFAXももちろんこの機能は搭載されています。

    BizFAX-email

    こんな感じでメール通知をしてくれて、しかも添付ファイルで受信内容を確認することが可能。もちろん、FAXの内容も添付ファイルで教えてくれるので外出先からでも、お客様からFAXで届いた発注書などの重要書類を見逃すことはありません。

    では何がダメなのか?っていうと、この添付ファイルの画像が粗いんです
    FAX内容をJPEGに圧縮しているため、発注書などに記載されている重要な「数量」や「金額」などの小さい文字がメール上ではハッキリと確認ができないっていうのが唯一の欠点かなと思います。

    が、これは単に、BizFAXにログインすれば確認ができるので大きな問題では無いです。(ちょっと手間ですけどね)

    BizFAX受信ボックス

    ログインして「FAX受信」をクリックすれば、TIFFファイルかPDFファイルでオリジナルデータを確認すれば高精細に表示されます。

    BizFAXの実際のランニングコストは?

    料金体系については前述していますが、実際に運用していくと大幅にコスト増ってなることは多いですよね。「なんだよっ、結局高いじゃ無いかっ」ってね。

    BizFAX利用料金

    これがBizFAXを導入して数ヶ月経過後の実際のランニングコストです。1,048円(税別)なのでほとんど最低料金で済んでいるのでマジで安いっすよ。正直FAXって今後不要になるんじゃ無いかなとも思いますが、現状では必要不可欠なものなので、導入するとすればこれくらいのコストでおさえられるサービスなら全然問題なしですね。

    スタートアップ企業やSOHO、もしくはFAXコストを抑えたいっていう企業にはこの「BizFAX」はおすすめです。

    BizFAXのサービスが終了。代替サービスは?

    【追記】
    2019年7月31日を持ってBizFAXのサービスは提供終了となってしまいました。。。。

    ■継続してインターネットFAXサービスをご利用いただく場合
    現在使用されている050番号で、本サービスと同様のサービスのご利用を希望される場合には、日本テレネット株式会社が提供するインターネットFAXサービス「MOVFAX(モバックス)」に移行いただくことで、同じ050番号を継続してご利用いただけます。

    クラウド型インターネットFAXソリューション「BizFAX ストレージ&リモート」の提供終了について

    上記のように今後のBizFAXの後継サービスとしては「MOVAX(モバックス)」になるようですので、こちらを検討してみては如何でしょうか。