タイヤの空気圧・気圧温度を常時監視をする「TPMS」をレビューしてみる。

TPMSパッケージ

TPMSは、低価格で購入可能で、取り付けも自分で簡単にできるということで今回は私のエリシオンでこのTPMSを試してみたのでレビューしてみます。

TPMSとは

TPMSとは、Tire Pressure Monitoring System(タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム)の略で、タイヤの空気圧を監視するシステム。
通常タイヤの空気圧は、目視で空気圧の高低を判断することは難しく、ガソリンスタンドなどで空気圧チェックを行い、空気圧が低ければ空気を補充するといった具合に非常に面倒。ところが、このTPMSを装着すれば全タイヤの空気圧を常時視覚化されるため非常に便利なものです。

TPMSを使うメリット

    1. 空気圧の状態を運転席で常に監視することができる。
    2. 空気漏れを発生させることなく空気圧をチェックできる。
    3. パンクする前に空気圧の異常を発見できるので、安全走行が可能。
    4. 4輪タイヤを同時にチェックすることができる。

TPMSは国産と海外製で価格が大幅に違う

今回購入したのはJoyhouseの「2020年最新版TPMS」。価格は3,780円。(どの辺が2020年最新版なのかは不明。。。)国産品と比べて、海外製は極端に価格が安い。

国産TPMS
メーカー製品名価格(税別)公式サイト
バスク株式会社Air Safe32,800円〜https://airsafe.jp/
株式会社オレンジジャパンTP Checker P418/P405B41,000円〜https://www.ojtpms.co.jp/
PAPAGO JAPAN株式会社GoSafe TPMS70015,980円https://www.papago.co.jp/
日本製TPMSは数少ない。理由としては、海外のように新車購入時にTPMSの装着が義務化されていないからだと考えられます。今後、日本でも義務化が進めば多くの企業が開発を行い、価格帯も下がってくると思われます。
海外製TPMS

Amazonなどで調べてみるとわかりますが、海外製TPMSは前述の理由から多くの製品が販売されており、価格帯も3,000円〜5,000円と国産品と比較してもかなり安い。「安い」=「粗悪」という事では無く、単に日本ではTPMS自体の導入数が少ないため国産と海外製に価格の開きが出ているのでしょう。

取り付けは超簡単「ポン付け」で素人でも出来る

TPMSパッケージ内容

パッケージの中身としては、空気圧を表示させる本体と、タイヤに取り付けるセンサー4つに充電ケーブルと工具。

TPMS本体

モニター本体上部には、ソーラーパネルが付いているのでバッテリーから電源をとると言った面倒な作業は必要なく、ポン付けが可能。

基本的にソーラーパネルだけで利用できますが、取り付け前に充電ケーブルを利用して満充電させておいた方がベストです。

TPMSモニター本体

この画面に4輪分の空気圧と気温が表示されるようになります。

TPMSセンサー

そして、これがタイヤに取り付けるセンサー。センサー表面には「F.R(右フロントタイヤ)」「F.L(左フロントタイヤ)」「R.R(右リアタイヤ)」「R.L(左リアタイヤ)」と書かれているので、設置タイヤを間違わないようにします。

このセンサーとモニターがワイヤレス接続されて、空気圧や気温を表示させるようになります。

TPMSセンサーを分解

このセンサー本体にはボタン電池がもともと付属していますが、電池残量に不安があるため、付属の工具を使って分解します。

TPMSセンサーボタン電池

使用されているボタン電池は100均で入手可能な「CR1632」。4つのセンサーすべての電池を新品にしました。

タイヤにTPMSセンサー取り付け

では、早速タイヤにTPMSセンサーを取り付けるため、バルブキャップを取り外します。

タイヤにTPMSセンサー設置

キャップを取り外したら、TPMSに付属していたワッシャーを奥まで入れます。

タイヤにTPMSセンサー設置

続いて、TPMSセンサーをバルブキャップの代わりに取り付けます。TPMSセンサーは、ワッシャーの部分まで届くわけではないので、ワッシャーを逆回しにしてセンサー本体に密着させるようにして固定します。

この作業を4輪分行えば作業は完了。めちゃくちゃ簡単です。

TPMS本体をダッシュボードに設置

最後に、ダッシュボード上にTPMSのモニターを両面テープで付ければ完了!
モニター本体は振動を加えることで自動的に「オン」になるので、特に操作をする必要は無しです。ドアの開閉だけでスイッチオンになります。

TPMSレビュー

モニター本体に電源が入れば、数分で4つのセンサーが感知した情報がこのモニターに表示されるようになります。ちなみに、TPMS設置直前にオートバックスでタイヤの空気圧をすべて「2.3」にしていたのですが、実際に表示されているのは、2.4〜2.5と若干の誤差が。。。。。

TPMSを2ヶ月間利用してみた感想

TPMS設置レビュー

設置後、2ヶ月ほど経過していますが、正常に空気圧が表示されています。なぜか、空気圧の値が多少(0.1〜0.2の範囲で)増えたり、減ったりするという現象がありますが、タイヤの健康状態が視覚化されているという安心感がありますね。

パンクもしくは空気漏れの疑いがある場合は、モニターの数値が大幅に変化するはずなのでそれまではノーチェックで運転ができるというのは非常に便利になりました。これをバイクに付けても良いんじゃ無いでしょうかね。