iPhoneを楽天モバイルUN-LIMIT(eSIM)でデュアルSIM化。最強の環境が出来上がりました!

楽天モバイルをiphoneのデュアルSIMで利用

今回、楽天モバイルUN-LIMITを契約した目的は、iPhone XS(ソフトバンク回線)に楽天モバイルのeSIMを登録し、デュアルSIM化してデータ通信は楽天モバイルのみを使うため。そうすることでメリハリプランの1500円引きの恩恵を受けることができると考えたから。

はじめから楽天モバイルUN-LIMITのeSIMだけを申し込めれば良かったのだが、そのやり方がわからずSIMカードが届いたため前回記事にしたとおり、iPad Proを利用してアクティベーションを実施するというちょっと面倒なことに。ただ、そのおかげでiPadではテザリングができないということが分かった。

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楽天モバイルをipadで利用

本記事では、アクティベーションされた楽天モバイルのSIMカードをeSIMに変更してiPhoneに登録するという一連の操作方法を解説します。

iPhoneでデュアルSIMを活用するための注意点

対象のiPhoneは「XS」以降の機種のみ

私のようにデュアルSIMを活用してデータ通信のみを他社回線を利用する場合は、eSIM対応のiPhoneである必要があります。その対象機種としては「iOS12.1以降を搭載した iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降」となっています。

ただ、そもそもMNPで楽天モバイルだけを利用するのであればeSIMを使ってデュアルSIM化する必要は無いので、単純にSIMカードを差し替えるだけで済みます。

まずは、楽天モバイルUN-LIMIT回線を利用する目的を明確にしておいた方が良いでしょう。

必ずSIMロック解除を事前に行っておく

Appleのサポートページによれば、

異なる 2 つの通信事業者を利用するには、ロックが解除された iPhone が必要です。解除されていない場合は、両プランとも同じ事業者のものを使う必要があります。CDMA 方式の通信事業者から 1 つ目の SIM を提供されている場合、2 つ目の SIM は CDMA には対応しません。詳しくは、ご契約先の通信事業者にお問い合わせください。
https://support.apple.com/ja-jp/HT209044

と記載されていますので、必ず事前にSIMロック解除をするようにしましょう。(SIMロック解除は端末の割賦残高が残っていても可能です

iPhoneに楽天モバイルのeSIMを登録してデュアルSIM化

楽天モバイルのSIMカードをeSIMに変更する

my楽天モバイルログイン

まずは、楽天モバイル公式サイトにアクセスし、右上のメニューボタンをクリックし「my楽天モバイル」にログインをします。

楽天モバイルeSIMへ変更

続いて「契約プランを表示」をクリックすると上図のような画面が開くので「各種手続き」を選択します。

私の場合、アクティベーション初日は回線の開通が確認できていても、my楽天モバイル上では「準備中」と表示され、手続きが出来なかったので、翌日以降に手続きを行いました。

楽天モバイルSIMカード変更画面

次に「SIMカード交換」を選択します。

楽天モバイルSIMカード交換

SIMカード交換の理由を聞かれますので、「その他」を選択し、SIMタイプを「eSIM」に変更した状態で「再発行する」をクリックします。

eSIMへの変更手数料として3,000円が必要になりますのでご注意下さい。

楽天モバイルesim交換申込み

「次へ進む」をクリックしてSIMカードからeSIMのQRコード発行申込みを完了します。

楽天モバイルUN-LIMITのeSIMプロファイルをダウンロード

楽天モバイルesim発行メール

eSIMの申込完了から数分程度で「[楽天モバイル]eSIMプロファイルダウンロードのお願い」というメールが届きますので、再度「my楽天モバイル」にログインをします。

楽天モバイルQRコード発行

「楽天回線の開通手続きを行う」をクリックするとeSIMのQRコードが表示されます。

楽天モバイルesimのQRコード

iPhoneに楽天モバイルeSIMをインストール

QRコードをiphoneで撮影

発行されたQRコードをiPhoneのカメラで撮影すると「モバイル通信プランが検出されました タップしてこのモバイル通信プランを表示」とメッセージが表示されるのでタップします。

iPhoneにesim登録

あとは、「モバイル通信プランのインストール」-「モバイル通信プランを追加」と進むと「主回線、副回線」と表示されればオッケーです。

主回線はもともと契約しているキャリア(私の場合は「ソフトバンク回線」)で、副回線は今回追加したeSIMのキャリア(楽天モバイル)となります。

今回、データ通信を楽天モバイルにすることが目的なので「設定」-「モバイル通信」-「モバイルデータ通信」項目は、「副回線(楽天モバイル)」に変更し、デフォルトの音声回線を「主回線」にします。

楽天モバイル(副回線)のAPNを登録

楽天モバイルAPN登録

最後にiPhoneの「設定」-「モバイル通信」-「副回線」-「モバイルデータ通信ネットワーク」と進み、以下の項目を設定します。

      モバイルデータ通信   APN: 「 rakuten.jp 」
      LTE設定(オプション)  APN: 「 rakuten.jp 」
      インターネット共有   APN: 「 rakuten.jp 」
副回線の「音声通話とデータ」の項目が「LTE、VoLTEオン」になっていない場合は「オン」に変更します。

iPhoneの再起動を忘れずに!

前項までの手順で、iPhoneのデュアルSIM化作業は完了となるのですが、このままでは正常に動作しない可能性が高いので、必ず再起動をするようにしましょう。

以上で設定作業は完璧なはず。

楽天モバイルをiphoneのデュアルSIMで利用

iPhoneの通信回線を確認すると、楽天モバイルとソフトバンクの2つの回線がきちんと機能していることがわかります。

楽天モバイルのeSIMでiPhoneをデュアルSIM化した結果

iPhoneをデュアルSIM化して数日間利用していますが、高速データ通信はもちろんのことテザリングも問題無く出来ています。また、ちょっと心配だった主回線側(ソフトバンク回線)のショートメッセージも問題無く受信できています。

また、通話についてもソフトバンク、楽天モバイルどちらの番号にかかってきても通話可能な状態になっています。発信する際はデフォルトでは「ソフトバンク回線」ですが、「楽天モバイル回線」に切り替えることも可能です。(ただ、ソフトバンクの定額オプションに加入しているので楽天モバイル回線は一切使いませんけどね)

ということで、楽天モバイルのプラン料金が無料となっている間はソフトバンクのメリハリプランの割引を受けることが可能になりました!
最高のiPhone環境が出来上がった感じがします。

iPhone XS以降の端末を持っていて、私のようにデータ通信のみ楽天モバイルを利用したいって言う人には絶対におすすめの方法です。1年間無料となっているうちに早めに申し込まれることをおすすめします!

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