MVNO(エムブイエヌオー)って何だろう?ちょっと調べてみた

MVNO

通信キャリアって言うと、ドコモ・au・ソフトバンクが代表的であるがその他、Y!mobileやウィルコム、WiMAXなどの通信キャリアもありますね。

で、最近よく耳にするのが「MVNOに新規参入で格安スマホ!激安通信料!」っていうフレーズ。いろんなメディアで見ませんか?

この「MVNO(エムブイエヌオー)」が一体なんなのか調べてみました。

MVNOは通信事業者のこと

「MVNO=通信回線」または「MVNO=通信規格」的に認識している人が多いかと思います。私の周りにも結構多かったです。

調べてみると「MVNO」とは「Mobile Virtual Network Operator」の略称で正式名称は「仮想移動体通信事業者」の意味の様です。つまり、ドコモなどの通信事業を行うキャリアのことを指すようです。

ただ、仮想移動体通信事業者は実際は国から無線通信サービスの免許を受けていないため、ドコモ・au・ソフトバンクなどの通信回線をレンタルし、独自サービスとして通信サービスを行うこととなります。

MVNOにはSIMカードの販売とスマホセットのケースがある

MVNOで代表的なのは「b-mobile」です。これは通信用のSIMカード単体を販売しています。ユーザーはSIMフリーの端末さえ用意すれば、b-mobileのSIMカードを利用してデータ通信ができるという訳です。

b-mobile

または、SIMとスマホをセットで販売しているということもあります。どちらかというと最近はこっちの方が主流になってきているんじゃないでしょうか。

b-mobile以外でもこのMVNOは多く存在しており、楽天やプロバイダーで有名な「Biglobe(ビッグローブ)」、またTSUTAYAを運営するCCC(カルチュア・コンビニ
エンス・クラブ)がCCCモバイル社を設立して今後オリジナルスマートフォンを開発していくって言うんだからスゴいですね。

スマホ市場は競争が激化しますね

来年にはSIMフリー化が義務づけられてきますので、もっともっとMVNOにチャンスが拡大されてきそうです。今までのようなドコモ・au・ソフトバンクの3社だけが
儲かるのではなく、各企業がMVNOに参入してくることでより競争が激化し、価格勝負もしくは通信速度やサービスでの勝負がヒートアップしていきそうです。

といっても、MVNOの事業者が拡大していくと同時に通信網を提供するキャリアも儲かる仕組みになるんですけどね。結局インフラを抑えた会社というのはやっぱり強いですね。