リコーの超広角アクションカメラ「WG-M2」を購入!3ヶ月間使い倒してみたのでレビューしてみる!

リコーアクションカメラWG-M2

先日、バイクを購入してから「モトブログ」をやってみたく・・・アクションカメラが必要に。
そこでヨドバシやヤマダ電機でアクションカメラを探してみるが、話題のGo Proやソニーのアクションカメラではあまりにも高すぎて手が出ない。。。だいたい5万円前後〜って価格体系ではちょっとね。。。。相当気合い入れないと買えないっす。

そこで、低価格でもGo Proやソニーに負けず劣らずの性能を持ったアクションカメラを探していたところ、見つけましたよイイヤツがっ!それが、リコーの「WG-M2」です。本体価格で2万5千円程度。(それとmicroSDカードとヘルメットへのマウンターを購入してトータル4万ちょっとって感じです。なんだかんだで、揃えると結構費用がかさみましたね。。。。)

売価で2万円前後のアクションカメラは、探せば結構あったんですが、このWG-M2に決めたポイントとしては、

    1. ハウジング無しでも防水機能搭載
    2. 超広角レンズでワイドな撮影ができる
    3. 見た目がカッコイイ
    4. 4K動画の撮影が出来る
    5. 標準価格に対して値引き幅が大きかった

という点です。

正直、4K動画の撮影については、我が家には4K動画に対応したテレビやモニターが無いので実際には使わないですけどね。

GショックのようなWG-M2の外観がカッコイイッ!

リコーアクションカメラWG-M2

はい、こちらがWG-M2を開封した状態です。水中撮影用のレンズキャップが付属している他は、特筆する点は無いです。本体とバッテリー、マニュアルと充電ケーブル一式といたってフツーですね。

リコーアクションカメラWG-M2

このWG-M2本体の筐体が意外とカッコいいんです。まるでGショックのような外観で、多少手荒に扱っても壊れないような作りでとても気に入ってます。しかも、リップと同じくらいの高さで、そんなに大きくも無いサイズは持ち運びがめちゃくちゃ楽!

WG-M2の外観写真

※クリックすると拡大写真になります。

特に説明書を見なくても、設定や撮影方法などは迷わずにできちゃう感じがイイです。(ただ、設定項目で意味が分からない点が何項目があったりするので、それについてはマニュアルをしっかりと確認する必要があります)

WG-M2の204°超広角レンズがハンパねぇっ!

リコーアクションカメラWG-M2

では、本体を充電している間に設定項目をポチポチと。
このWG-M2の最大画角である「204°(ワイド)」を実現するには、設定に条件が付いてきます。例えば、「フルハイビジョン(60フレーム)」でワイド設定にすると「手ぶれ補正」が使えない。手ぶれ補正機能とワイドを使うのであれば「フルハイビジョン(30フレーム)」に画質を落とさないとイケないといった、どっちかの機能を使えばどっちかは妥協するといった感じです。

残念ながら最高の画質で最大の画角で、手ぶれ補正も有効にっていうことが出来ません。。。。

ただ、この超広角で撮影した画像をみるとマジでスゲぇって驚きます。このワイドな感じはめちゃくちゃ買って良かったなぁと実感しますね。

超広角の画角比較

例えば、上の写真は私のデスク周りの画像ですが、iPhone7で撮影した場合は赤枠の部分しか映りませんが、WG-M2ではその倍以上の広さが映ります。しかも上下の箇所を画像編集でカットしているので実際はもっと大きな画像となります。

ちなみに、Go ProやSONYのアクションカムもワイド撮影が可能ですが170〜180°の画角なので、リコーのWG-M2はそれ以上と言うことになります。

超広角サンプル撮影
超広角サンプル撮影
超広角サンプル撮影

至近距離でワイド撮影をすると魚眼レンズのような画像になってしまいますが、魚眼レンズや広角レンズで撮影した際の「ケラレ(写真の4角が黒ずむこと)」が一切ありません。とてもキレイなワイド画像を撮影できます。

撮影した動画データについては、私がようやく重い腰を上げて公開したモトブログのチャンネルがあるのでこちらをご覧ください。(ぜひチャンネル登録をお願い致します<(_ _)>

連携アプリ「Image Sync」がクソ過ぎるっ!

ヘルメットへアクションカムのマウント

モトブログをやるためにはヘルメットにマウント(固定する)必要があるのでソニー製のマウンターを利用するのですが、こうなると角度とか映り方がわからないので、アプリを利用してWG-M2とWi-Fi接続をすることでiPhone側で映り方の確認と録画操作などができるのですが、、、、

ImageSync

Image Sync – RICOH IMAGING COMPANY,LTD

このアプリがとてつもなく不便なんです。

通常、アクションカメラに利用するmicroSDのファイルシステムはFAT32なので、1ファイルにつき4GBという上限値があるため、数十分録画するとあっという間に4GBとなって録画が終了となります。そこで、WG-M2本体側の設定では「エンドレス動画」を選択することで4GBを超えた場合に新しく録画ファイルを生成されて長時間録画を可能にしているのですが、この「Image Sync」側と連携をした時点で、エンドレス動画の設定が解除されてしまうというとても厄介な状態になっちゃうんです。

で、スマホ側で録画ボタンを押して1時間ほどバイクで走っていると・・・録画されているのは前半部分だけで、後半以降は一切録画されていないという状態になります。スマホ側は、ナビアプリのように長時間モニターの電源が入っている訳では無いので、すぐスリープモードになってしまうので録画がされていないことに気づきにくいんですよね。

自分では撮影されていると思っていても実際は録画がされていないってこれはもう、最悪ですよ。この点については強く改善を求めたいところです。

WG-M2には外部マイクが使えないっ!

あと、不満点としては外部マイクの入力端子が無いってこと。ヘルメットの外側にWG-M2をマウントすると、もちろんヘルメット内でしゃべっている声って言うのはほとんど記録されません。ほぼ風切り音だけです。

そこで、Go ProやソニーのFDR-X3000とかは外部マイクの入力端子が付いているので自分の声をハッキリと動画に納めることができるのですが、このWG-M2ではそれが無いため、別途ICレコーダーとマイクを用意して撮影をしなければならないというデメリットがあります。(ICレコーダーとマイクで14,000かかりました(T-T))

WG-M2を3ヶ月使ってみた感想まとめ

WG-M2の画質自体はとてもキレイで、しかもワイド。この点についてはとても満足しているのですが、使い勝手としては不満点が多いアクションカメラですね。

結局、モトブログをやるために取りそろえたアクションカメラの機器一式としては約6万円ほどかかりました。これだけのコストをかけるのであれば、最初っからGo ProかFDR-X3000を購入しておけば良かったなぁと後悔。今店頭に行ってもWG-M2はほとんど販売されていることも無く、オプション品も少ないということを考えると、やっぱり人気製品をチョイスした方が・・・・

まぁ、でも、ここまで取りそろえたのでしばらくはこのWG-M2で我慢します。