一昔前は「ポラロイドカメラ」という画期的なカメラがあって、写真撮影と同時にその場で写真が出てきてその場でみんなと楽しむという時代でしたが、今ではiPhoneやスマホでまるで一眼レフで撮影したようなポートレート写真が撮れ、SNSにアップしてシェアをするという時代に変わりました。
そこで今回はあえてアナログへの原点回帰ということで、スマホで撮影した写真を昔風に写真印刷をして楽しむ方法をご紹介します。
富士フイルム「スマホdeチェキ」が楽しすぎる!
デジタルカメラが普及しインスタントカメラの市場が冷え込み続けていますが、そんな状態でも長年頑張っている製品が富士フイルムの「チェキ」シリーズ。
そのチェキシリーズの中でデジタルとアナログを融合し進化したのが「スマホdeチェキ」です。
わが家ではこのスマホdeチェキを使って夫婦で楽しんでいます。
スマホdeチェキ外観紹介
スマホdeチェキの本体自体は手のひらサイズで簡単に持ち運びが可能です。
バッテリーを含む本体の重さは248.9g。フィルムを装着した場合でも約300gですのでカバンの中に入れても特に問題は無いですが、私の場合は、家の中でプリントアウトするので重さはさほど重要では無かったりします。
スマホdeチェキはバッテリー内蔵なので、場所を選ばずにどこでも写真印刷が可能になります。
バッテリーの充電は、汎用性の高いミニUSBポートなのでモバイルバッテリーからでも充電が出来ます。
インスタントフィルムが無ければはじまらない
そして、肝心要のチェキ用インスタントフィルム。コレが無いとはじまりません。20枚(10枚セット×2個)で約1,300円くらいなので大量に写真印刷する場合は、結構ランニングコストがかかるのがキツい。
なので、無駄な印刷はせずにベストショットのみを印刷することをおすすめします。
チェキ用のインスタントフィルムは上写真のようにカートリッジタイプになっています。
このインスタントフィルムのカートリッジをスマホdeチェキ本体背面を開けて装着します。
ここまでで本体側の準備は完了。あとはスマホ側の写真を転送して印刷するだけ。
専用アプリ「instax SHARE」で写真編集・印刷
写真を印刷するには、スマホdeチェキ専用の「instax SHARE」アプリを利用します。
複数の写真も1枚にまとめて印刷も可能
instax SHAREアプリを起動したら、「写真から選択」をタップします。
前述の通り、フィルムのランニングコストがかかります。可能な限りベストショットを印刷するために「写真から選択」からスタートするのが良いでしょう。
そして、お気に入りの写真を選んで、そのままプリントをしても構わないのですがこのままだとちょっと味気ない。なので、「テンプレート」を選んで、ちょっと工夫した写真を作成します。
テンプレートの種類は多くは無いですが、印刷後にペンで手書きをするための余白があるテンプレートなどがあるので便利です。
今回は「分割写真」から印刷画像を作成します。分割写真のレイアウトは2枚から4枚まで用意されていますが、フィルム自体が名刺サイズと小さいので、4枚のレイアウトを選択すると写真が小さくなるので注意が必要です。
そして、レイアウトに設置した写真それぞれに対して「フィルター」「カスタムフィルター」を利用してちょっとした写真編集が可能になります。
スマホdeチェキへWi-Fi接続してプリント
写真加工が完了したら、印刷段階です。
スマホdeチェキ本体へ写真データを転送するには、Bluetooth接続では無く、Wi-Fi接続をします。スマホdeチェキ本体の電源を入れた状態で、スマホ側のWi-Fi設定を開くと「INSTAX-xxxxxx」というネットワークが検出されるので、接続します。
そして、instaxSHARE側で「プリント」をタップすれば印刷が開始されます。
データ転送が完了するとスマホdeチェキ側から写真が出てきます。
写真がキレイに出来上がるまでの時間が懐かしい
印刷直後はうっすらと写真が見えてきます。昔を知っている人からすれば、この時に一番懐かしさを感じるのでは無いでしょうか。
デザインセンスは別として・・・・、数分待てばこのようにキレイな写真が完成します。
instax SHAREの使い勝手が悪い点
個人的にお気に入りのテンプレートが、「日付」「場所」「気温」情報を自動的に付与して印刷をする「リアルタイムテンプレート」なのですが、このテンプレートのように写真枠が小さい場合に1点だけ難点があります。
上図のように顔が見きれる写真などを撮影した場合に、「編集」から画像を縮小させようとしても最小値が「100%」なため、拡大しか出来ないという点です。この点だけはどうしても改善して欲しいところです。
縮小は出来なくても、印刷範囲内で画像を上下左右に移動させることは可能なので、自分の顔が見切れない程度に移動させることで対応は可能。ただし、印刷したい部分が範囲外に移動してしまって印刷できないということもあります。
昔ながらのリアルなアルバムは意外と楽しい
わが家では夫婦で神社巡りをするのが趣味なので、行った先々で写真を撮り、家に帰ってからスマホdeチェキで写真印刷。そして、その時のコメントを必ずいれるようにしています。
チェキサイズのアルバムも売っているので、それに入れてリビングに置いています。写真をスマホだけにためていては、夫婦で見返す機会はあまりありませんが、こうしてアルバムにしていると普段から思い出話に花が咲くのでオススメです!
チェキの公式サイトでは、使い方アイデアとして色々と情報公開しているのでこちらも参考にすると面白いですよ。