スマホやタブレットを充電すると、なんか接続する充電器によって充電されるスピードが違うってことないですか?こっちの充電器に接続するとちょっとの時間でも半分くらいは充電されるのにこっちの充電器だとほとんど充電されてない。
接続しているケーブルの断線が原因なんだろうかなんて考えちゃうが、チェックするべきなのは充電器のアンペア数なのだ。
アンペア(A)ってなんだろう?
中学時代に習ったっきりでもうすっかり忘れちゃったけど・・・アンペアっていうのは「電流」という意味で、電気の流れる量をあらわす単位のこと。
ちなみに「ボルト(V)」は電気を押し出す力で電圧で、「ワット(W)」は実際に消費される電気エネルギーで電力の意味。今回のようにスマホやタブレットなどの充電スピードについては「アンペア」だけを考えれば良いでしょう。
充電器のアンペアを見てみる
これはiPhone4純正の充電器であるが、これにUSBケーブルを接続してスマホに直挿しすると充電スピードがホントに遅いのだ。この性能を見てみると・・・
Input 100-240V – 50/60Hz 0.15A
Output 5V === 1A
こんな感じで、Outputが「1アンペア」となっている。
そしてこれが、XperiaZ3の充電スピードが速い充電機器。この場合は「1」と「2」の機器があるので、両方のアンペア数を見てみる。
【1】
入力 AC100 240V 50/60Hz 10-20VA
出力 DC5.0V 2.0A
【2】
Input DC5.0-9.0V 1.8A
Output DC5.0-9.0V 1.8A
ここで注目しないといけないのが、出力(Output)のアンペア数。スマホなどの充電の対象物までに電気が届く量がどれだけ多いかによって充電スピードというのが変わってくる。
まとめると↓こんな感じ。
iPhone純正の充電器「1A」に対して、Xperiaの充電器は「1.8A」なので1.8倍の電気が流れていると考えられる。だから充電スピードも速いのだろう。モバイルバッテリーを購入する場合などには、この出力アンペア数とバッテリー容量を意識して購入することが重要でしょう。